1953年以来、時代の流れと変化する市場に適応

　プラッサー＆トイラー社にとって、開発の出発点となるのは常にお客様です。機械オペレーター、鉄道事業者、その他の意思決定者との密接な協力を通じて、当社は1953年の創業以来、鉄道の持続的な成功に携わっています。

　常に変化する市場環境では、信頼できるパートナーであると同時に、サプライヤーとして新たな要求に的確に応えていくことが特に重要です。作業機械のライフサイクルコストがますます重視される昨今、種類の異なる保有機械同士の相性もさらに注目されるようになってきています。その結果、交換部品が入手しやすいことや、異なる機械に取り付け可能なモジュール化された部品などが、これまで以上に鍵を握ることになります。

多様性を高め、複雑性を低減　ModularCustomizing

　非常に複雑な機械を作るには、多大な労力が必要です。そのため、当社は既存の小型マルタイのコンセプトをいちから見直すことにしました。今後は 「Plasser CompactTamper」としてモジュール型構造となります。標準化されたさまざまなコンポーネントや部品を、それぞれ要求に応じてひとつの機械へ組み入れることができるというしくみです。これにより柔軟性を失うことなく、時間とコストを節約できます。

　インターフェースが標準化されているため、今後はアップグレードやレトロフィットが簡単になります。また、モジュール化は単なる柔軟性だけでなく、多くのメリットをもたらします。例えば、お客様の個々のご要望に応じて幅広いラインナップを用意できます。それと同時に、組み合わせ可能な製品やサービスのエコシステムというものが徐々に生まれていき、お客様の効率的かつ経済的な活動を支えることもできます。

大型機械の技術をコンパクトに　Plasser CompactTamper

　当社では、モジュール化という基本コンセプトをベースに製品ポートフォリオ全体を順次再構築し、見直しています。その際、マルタイへの取り組みを優先しています。マルタイは世界中で数多く使用され、鉄道インフラの可用性に大きく貢献しているためです。従って、お客様にはModularCustomizingのメリットをいち早く利用していただくことができます。

　当社の小型マルタイは、世界中の異なる環境下での軌道工事で活躍しています。いずれも柔軟性に優れ、世界で定評のある当社のタンピング技術が使用されており、しかもコンパクトで経済的な設計です。

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