today 日本語版 2019/1

プラッサー&トイラー社、ドイツ鉄道のベストサプライヤー賞を受賞

ベルリンで開催された国際鉄道技術見本市「イノトランス」での式典でプラッサー&トイラー社は ドイツ鉄道のベストサプライヤー賞(鉄道車両・鉄道車両部品部門)を受賞しました。



ドイツ鉄道(DB)は、年間購買総額が200億ユーロを超える、ドイツ国内屈指の発注者です。世界3万社以上の企業と取引関係にあります。同社は2年ごとに4つの部門で優秀な企業を表彰していますが、2018年からはイノベーション分野で特に功績を上げたサプライヤーに贈られる「サプライヤー・イノベーション・アワード」が加わりました。

プラッサー&トイラー社は、革新と技術の新基準を築くモジュール式車両プラットフォーム「MISS」が評価され、「鉄道車両・鉄道車両部品部門」で受賞しました。MISSはドイツ語の「Multifunktionale Instandhaltungsfahrzeuge für die Schieneninfra­struktur(鉄道インフラのための多機能メンテナンス車両)」の略で、例えば建設・検査・保守業務委託など、インフラの近代化と保守におけるさまざまな要求を、高い柔軟性とともに実現させる車両です。その主な役割は、レール破損時のマクラギ交換や中継レールの交換、分岐器のポイント部・クロッシング部全体の交換です。ドイツ全土で交換が進む従来の車両に比べ、性能と柔軟性の面で非常に優れています。2018年春には、DB Netze社から受注した新世代の保線車両28台のうち、最初の1台を納入しました。

オーストリアのファミリービジネスである当社は、保線分野における経済性と革新性を象徴する企業です。このほど初の全電動式マルタイを発売し、保線機械技術の世界市場におけるリーダー企業として存在感を示しました。

また当社は今年、同時に二つの賞にノミネートされた唯一の企業として、サプライヤー・イノベーション・アワードの受賞候補にも選ばれました。同アワードは、イノベーションの中でも特に高い新規性と付加価値を企業にもたらすもの、実用化が簡単なもの、きわめて持続可能性が高いものをたたえる賞です。

長年にわたって信頼され続けるパートナーとして、またサプライヤーとして、プラッサー&トイラー社はドイツ鉄道が掲げる目標と企業戦略「DB 2020+」に大きく貢献しています。当社のヨハネス・マックス=トイラーCEOは、「私たちは今回の受賞を大変光栄に思っています。これは、鉄道システムのためのサプライヤーでありパートナーである当社の実績に対する信頼の証です」としています。


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