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国際軌道技術展示会(iaf)

2022年5月31日~6月2日
開催地 ミュンスター(ドイツ)



 保線に関するあらゆるテーマが一挙に紹介されるイベントです。2017年には世界20か国から200を超える出展者が参加し、何千人もの来場者を満足させました。iafサロンでの興味深いセミナーやキャリアアップのための情報交換会「VDEI(ドイツ鉄道技術者協会)キャリアポイント」のほか、メッセ会場の野外展示場には大型保線機械と軌陸車がそれぞれ40台ずつ展示されていました。

 次回(第28回)国際鉄道技術展示会は、2022年5月31日~6月2日にミュンスターで開催されます。

新しい軌道に生まれ変わる

SVB800ME」などの軌道更新機械は、古い軌道を再生するための機能一体型ソリューションです。

 線路の改修工事では、完全な軌道更新、新しいバラストの散布を含むバラスト交換、層ごとの締め固めという作業を、全て一度の工程で行うことが決め手となります。当社の軌道更新機の編成には作業管理運転室が含まれ、そこで一連の工程の制御・管理を行うことができます。この新しい形の機械は、技術面、ロジスティクス面、そして何よりも経済面でメリットをもたらします。

 SVB 800 MEは、フランスの建設コンソーシアムETF/Meccoli/Eiffage(現在のEnorail)向けにプラッサー&トイラー社で製造されたもので、2019年夏の末に完成しました。同年秋の訓練期間を経て、今年からフランスの線路で活用されています。

この機械についてはさらに注目し、レポートを続ける予定です。

機械・保有車両・インフラについての新しい考え方

機械を使った保線の分野では、今もなお経済性が最も重視されています。そのため、持続可能性、デジタル化、機械のライフサイクルを通じたサービスは、日常の作業でますます重要性を増しています。こうした変化に順応していくための方法をご紹介いたします。

 当社は鉄道建設や保線での主な作業を全て行う機械を手がけることで、鉄道技術をリードする企業となりました。そうした強みを今後も活かしてまいります。

 「機械・保有車両・インフラ」をモットーに、当社はさらにサービスを充実させています。画期的な技術のほか、世界を視野に入れたサービスの提供に力を入れています。

今後も当社のイノベーションにご注目ください。

驚くほど静か

静かなレールは車輪の騒音を低減し、近隣住民の暮らしの質を高めます。

運行ダイヤに支障をきたさない、レールの新しいメンテナンス方法を、当社から特に都市部の線路向けにご提案いたします。この方法は、インフラ面に2倍の効果をもたらします。レールの長寿化と線路閉鎖間合の短縮です。

この新技術の開発はすでにスタートしています。


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