today 日本語版 136
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経費の問題で悩むよりも、メンテナンス費を毎年の固定予算に組み込んでしまい、事業に専念したいという場合には、当社の総合メンテナンス契約がおすすめです。予知保全にも重点を置いた契約で、より効果的な保守作業を目指し、常にあらゆる措置の考案に努めようというものです。また、この契約では毎月・毎年定期的に行われる作業のほかに、計画外のメンテナンスや修理も行っています。予備品・消耗品は、メンテナンスマニュアルで指定されている各種フィルター、オイル、潤滑剤の交換を含め、固定価格でご提供いたします。
総合メンテナンス契約は、機械のライフサイクル全体、もしくはお客様ご指定の期間を通じてお届けいたします。そのため、通常6年ごとに行う点検も含まれます。また、タンピングユニットやリフティング・ライニングユニット、スクレーパーチェーン、ふるい分け装置といった主なツールの保守点検とオーバーホールもお引き受けいたします。
当社の基本メンテンス契約には、可用性の向上、測定システムの定期的な較正、専門家によるマンツーマンサポートが含まれています。メンテナンスマニュアルに定める6か月・12か月ごとの作業を基本的にお引き受けする契約です。つまり、作業装置を点検するだけでなく、測定システムも定期的に較正し、認証を行います。もちろん当社の「VEDO原則（※）」に基づく点検と、必要な予備品のリストを含む検査報告書の作成も行います。
当社のメンテナンス技師が契約の範囲内でお客様の機械を1日かけて点検するため、オペレーターの皆様は有益なアドバイスをその場で受けることができます。基本メンテンス契約のもうひとつのメリットは、当社のメンテナンス係がお客様担当者でもあるという点です。一連の作業を事前に定めた定額料金でお引き受けいたします。
※「VEDO」とは「Vital」「Essential」「Desirable」「Optional」のそれぞれの頭文字を取ったもので、プラッサー＆トイラー社が提供するメンテナンスパッケージの名称です。VEDOではまず、機械の精査と機械の状態に関する詳しい報告書の作成から始めます。そしてそれをもとに、効果的なオーバーホールと近代化のために必要と思われる措置と予備品のリストをまとめ、見積りをお出ししています。
故障のリスクを最小限に抑え、機械の可用性を高めるためのシンプルな契約です。当社のメンテナンス技師による機械の定期点検を主体とし、点検は工事現場または工場で行います。この契約でも標準化されたVEDO原則に基づいて記録を行います。検査報告書のほか、場合によっては必要な予備品のリストも作成いたします。点検契約では、部品の予防交換に必要な全ての情報が得られます。そのため、予備保全にもつながります。
この契約の目的は、プラッサー＆トイラー社のメンテナンス技師によるサポートをいつでも受けられるという安心感をお届けすることです。予定された期日でも緊急時でも、当社のスタッフが機械のチェックにうかがいます。そして細かな修理を迅速に施し、機械を再びフル稼働できる状態にします。これらの主要サービスは、基本メンテンス契約と組み合わせてご利用いただくこともできます。また、VEDO原則に基づく予防保全の作業や定期点検（検査報告書と予備品リストの作成を含む）も付帯することができます。
高い可用性は売上アップにつながります。そしてライフサイクルコストが低減されれば、機械の経済性は高まります。固定費も少なければ、営業利益にプラスの影響を与えます。数字に厳しい事業者が、こうした改善をもたらす新しいアイデアに関心を抱くのは、当然のことでしょう。そして、まさにそんなアイデアをお届けするために、プラッサー＆トイラー社がメーカーとして最善の環境を整えられるということも、これまた当然といえます。
グローバル企業のネットワークにおいて、当社は何十年も前からメンテナンスパートナーとして認められてまいりました。予備品・消耗品の提供から技術サポートや訓練、またメンテナンス分野のお手伝いまで、幅広いカスタマーサービスが当社の信頼性を高めてきたのです。こうしたサービスは、世界各地のお客様にますますご好評いただいています。そしてこのほど、サービスをさらに充実させました。新しいメンテナンス契約です。これらの契約を通じて、わかりやすい内容のサービスをお届けいたします。個々の機械または保有車両全体の可用性、ライフサイクルコスト、固定費用に関する新しいアプローチに基づくサービスです。
私たちはメンテナンス契約の内容を決める際、言うまでもなくお客様の個々のご要望を第一に考えています。わかりやすいサービス内容を設定し、お客様に適したメンテナンス契約をお選びいただけるように、4つの種類をご用意いたしました。
ご使用の機械の可用性を高め、ライフサイクルコストを下げたい―変動費の概念を排除し、固定予算に切り替えたい―一連のメンテナンス業務を簡素化し、何もかもシンプルにしたい―そんな時は当社にご相談ください。メーカーである当社は、機械をベストコンディションに保つために必要な措置を熟知しています。機械の販売だけでなく、完璧なメンテナンスサービスもご提供しています。
プラッサースペイン社は、すでに1990年代初頭に鉄道インフラ整備管理公社（ADIF：Administrador de Infraestructuras Ferroviarias）との間で保守車両12台、道床安定作業車2台、道床交換機2台のメンテナンスに関する契約を締結しました。以来、約15年にわたり、ADIFが所有するDICシリーズのオンレール保線機械の総合メンテナンスを行っています。また、その間にも新たに民間企業9社が所有する機械のメンテナンス、もしくは少なくとも定期点検を請け負うようになりました。こうしたメンテナンスサービスは、当然ながら主にスペインの市場向けに提供していますが、今やイスラエルやサウジアラビアのお客様も増えています。
プラッサースペイン社 代表取締役社長 ハラルド・エラー
「お客様が自前のインフラ環境で自社スタッフにメンテナンスをお任せになる場合、その費用は固定費に計上されます。一方、当社にメンテナンスを委託される場合、実際にかかった時間に対する費用をお支払いいただくだけですみます。お客様にとって、コスト面でお得なサービスです」
プラッサーイタリア社は、5年前からイタリアの鉄道インフラ管理会社であるレーテ・フェッロヴィアーリア・イタリアーナ（RFI：Rete Ferroviaria Italiana）のマルタイ13台の整備を請け負っています。そのサービス内容は、総合メンテナンス契約に相当するものです。このほか民間企業の機械のメンテナンスも行っています。
プラッサーイタリア社 代表取締役社長 クラウス・フェッター
「メンテナンス契約は、お客様との協力関係の強化につながり、多くのメリットをもたらします。例えばRFIとの間では、契約締結から5年後に同社の作業グループと共同で、機械のメンテナンス計画を可用性と信頼性の面で改善することができました。メンテナンス計画の変更点については、全てリスク分析を行い、認証機関の認証を受けました。その主な変更点は、オイル交換を1000時間ごとから年1回に、オイル・フィルター交換を6月ごとから12か月ごとに改め、代わりにタンピングユニットの点検を頻繁に行い、その部分点検を3年後に実施するという内容です」
当社のフランスのパートナー企業フラマフェル社は、フランス国有鉄道（SNCF：Société nationale des chemins de fer français）との間で現在33台の各種機械に関するメンテナンス契約を結んでいます。そのメンテナンス作業は、3段階構成となっています。まず、お客様側で日常点検を毎日行っていただきます。それから、フラマフェル社の技師が現場を年2回訪れ、1週間にわたって機械をチェックします。その際、フィルターや安全装置の保守点検、オイル交換などを行います。第3段階では、大規模なメンテナンス作業が行われます。これはユニット、ブレーキ機構、モーター、検測車などの保守点検を含むもので、契約締結から5年後に初めて実施し、契約期間満了時にもう一度行います。
フラマフェル社は、SNCFの機械の可用性を92%に維持すると約束しています。つまり、メンテナンス作業や万一の故障などのせいで、機械の可用性が一時的にこの値を下回ることはないということです。
フラマフェル社 オーバーホール・メンテナンスサービス部長 エマニュエル・ハース
「メンテナンス契約では、訓練されたスタッフの存在が重要です。そこで私たちは、メンテナンス契約に特化した人材育成研修を行っています
