today 日本語版 136

2013年にECM認証取得

ECM認証を受けた経験豊富なパートナー

2020年6月16日、ECMに関する新しいEU規則が施行されました。以後、鉄道車両のメンテナンスは全てECM指令に基づいて行うことが義務付けられています。プラッサー&トイラー社は、すでに2013年からECMの基準に基づくサービスを提供しています。

 メンテナンス業務にかかわる認証「ECM(Entity in Charge of Maintenance)」について定めたEU規則445/2011の適用は、2020年6月21日までは貨車に限られていましたが、以後、全ての鉄道車両に適用されるようになりました。このように、2011年にスタートしたヨーロッパ諸国の取り組みは、新たな局面を迎えています。鉄道車両の運行会社は、いずれも同EU規則が定める要件を満たさなければなりませんが、当社は以前から自主的に保線機械に関する要求事項を遵守してまいりました。

 当社は2013年7月にECM認証を取得し、保線機械73台と保線に使用する貨車のメンテナンスをECM基準に基づいて行っています。このサービスを利用すれば確実にコンプライアンスを達成でき、またそのために必要な業務を外注できるため、特に中小企業に人気があります。そうした中、当社は業務を通じて貴重な経験を積むことができました。まさに実務から得たノウハウは、今やメーカーとしての当社の強みでもあります。

保線機械用に作成中 ECMメンテナンスガイドライン

 鉄道会社のパートナーとして当社が担うべき役割は、ECM基準に基づくメンテナンスの実施にとどまらない…私たちはそう考え、保線機械がそのライフサイクルを通じて必要とするメンテナンスに加え、現行の基準や規定にのっとった測定・検査の手順を盛り込んだガイドラインの作成にも取り組んでいます。しかし、この作業では細かい点についてさまざまな機関との調整が必要な上、各国特有の要求事項も考慮しなければならないため、非常に手間暇がかかります。それでも、当社は粘り強く取り組んでいます。保線機械を扱う全ての事業者にとって、ガイドラインはECMに基づくメンテナンス作業を簡素化し、負担を軽減するものになると信じているためです。

Consent for the today app
Information on the processing of your personal data