today 日本語版 138

社説

読者の皆様へ

 このところようやく対面式のイベントが復活しはじめ、私もハンガリーでの機械の引渡し、イタリアで開かれた定例の専門カンファレンス「Railway Forum」、ポーランドでの国際鉄道フェア「TRAKO」、リンツで行われたカスタマーミーティングなどに参加し、企業戦略や製品、イノベーションに関する情報交換の機会に恵まれました。そこで久しぶりに一部のお客様や鉄道事業に携わる皆様とお会いすることができ、大変うれしく思いました。

 今や私たちは皆、あらゆる変化に直面しています。例えば代替駆動システムの需要増加などです。そうした中、プラッサー&トイラー社は早くも2015年に初めてE³シリーズの機械を実用化しており、それ以来開発を続けています。この戦略的プロジェクトでの最近の成功体験ともいえるのは、当社史上最大の個別契約を獲得したことです。取引先であるオーストリア連邦鉄道(ÖBB)より、ハイブリッド式高性能作業車56台の開発‧納入‧保守の委託を受けました。これにより、当社のイノベーション創出への取り組みに拍車がかかるだけでなく、世界の鉄道業界に向け、サステナブルな代替技術への転換をはっきり示すことになります。

 「イノベーション」という言葉は、まさに2022年にミュンスターで開かれる国際軌道技術展示会(iaf)のキーワードです。同展示会は、プラッサー&トイラー社の製品をじかに軌道でご覧いただく絶好の機会であり、当社の高い品質基準と保線における強みを実感していただけることと思います。また、引渡しのついでにミュンスターに寄り道する新しい機械のほか、講習·トレーニングからデジタルモニタリング、レトロフィット、アップグレードまで、機械のライフサイクルを通じて提供されるカスタマーサービスの各業務の紹介も行う予定です。

 ミュンスターで皆様にお目にかかることを、今から楽しみにしております。

 
プラッサー&トイラー社 CSO
トーマス‧ショプフ

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