today 日本語版 136

社説

読者の皆様へ

 『today』本号は、もともと「イノトランス2020」の際に皆様にお届けするつもりでしたが、世界は新型コロナウイルスの大流行に見舞われました。そこで私たちは、今まで気づかなかった、さまざまなことに目を向けるようになりました。例えば、私たち一人一人の健康の大切さです。皆様とそのご家族の皆様が、お元気でご無事のまま、この危機を乗り越えられますよう願っております。

 今年3月半ば、世界はいわばショック状態に陥りました。当社はそこで即座に対応し、短時間勤務やシフト制、在宅勤務などの勤務形態を取り入れることで、従業員の健康を最大限に守りつつ、事業活動を維持していこうとしました。

 コロナ危機が甚大な影響をもたらす中、鉄道分野は全速力で前進しようとしています。社会が直面している困難を乗り越えるためには、鉄道インフラへの投資は国民経済の面でも環境保全の面でも、必要かつ正当であるといえます。

 つまり、「列車は走り続ける」のです。ただし、これは私の言葉ではありません。去る3月に惜しまれながら亡くなった当社の創業者、祖父ヨーゼフ・トイラーが残した言葉です。

皆様と皆様の大切な方々のご健康をお祈りいたしますとともに、またお目にかかることを楽しみにしております。

プラッサー&トイラー社 CEO

ヨハネス・マックス=トイラー

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